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The Seven Daughters of Eve
Bryan Sykes

定価: ¥ 2,055
販売価格: ¥ 2,055
人気ランキング: 101664位
おすすめ度:

発売日: 2002-05
発売元: W W Norton & Co Inc
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我々はどこから来たのか? そんなことをふと思い浮かべたことはないだろうか。この答えの鍵を握るのが、DNAである。DNAはどんなに長い年月を経ても、消えることもなければさびつくこともなく、朽ちることもない。我々の中で息づく、古代世界からの旅人なのだ。 人類は皆、20万年前のアフリカ女性「イヴ」の子孫であるといわれている。オックスフォード大学で遺伝学の教授を務める著者はさらに、6億5000万人にのぼる現代ヨーロッパ人の母系祖先は7人の女性に分類できるとしている。この女性たちに名前をつけると、アースラ、ジニア、ヘレナ、ヴェルダ、タラ、カトリン、ジャスミン。それぞれ、別の時代に別の場所で生活を送っていた女性たちである。 ミトコンドリアDNAには、母親からしか受け継がない、遺伝子の組み換えが起こらないという2大特徴がある。このミトコンドリアDNAをたどっていけば、ヨーロッパ人の誰もが、自分の祖先を知ることができるのである。そして、人類の歴史―― 我々はネアンデルタール人の末裔なのか、はたまたクロマニョン人の末裔なのか―― を知ることができるのだ。 本書は、こうした研究、発見にまつわる裏話と、それがヨーロッパにかぎらず世界中の人々にとって意味するものを明らかにしている。そして、ホモ・サピエンスの歴史が遺伝子に記録されていった道筋について語っている。 誰もが人類の歴史を遺伝子の中に秘めている。その歴史は、はるか昔の祖先から、実質的になんら変わることなく受け継がれてきたDNAパターンの中に含まれているのだ。人間の細胞はすべて、そうした驚異的な旅を乗り越えてきたもの、つまり遺伝子を運んでいるのである。これは大いに誇りに思うべきことだと著者は言い切っている。そして、本書はユーモアをもって現代ヨーロッパに潜伏する人種差別主義を批判しているのである。我々は、母をたどっていけば誰もがつながっているのだから、と。(冴木なお)
力技やな・・・
一時話題になったミトコンドリアDNAについて書かれた本なのですが、内容はもとより、読後「世界の、見知らぬどこかで・・・」とか「かつて時の彼方では・・・」などと読者の想像力に翼を与え広大無辺な平野を飛び回っているような気にさせてくれる、いかにも良い本だなぁと思わせてくれる一品です。
特に文系の(こういう括りは嫌いなのですが)わたしが膝を打って感心したのはネアンデルタール人とクロマニョン人についての仮説のくだり。他人の着想なのに思わず「ユリイカ!」と叫んでしまいました。
ただ、科学の光を当てることで古代史のなぞが明らかにされるのは良いことなのではあるでしょうが、ユニークで想像力豊かな古代史学説が「これ遺伝学的にはナシだからぁ」なんてにべもなく否定されるようにもなるんだろうなぁと思うと、やはり文系(ホントは嫌いなんですよ、こういう括り)のわたしなんかはちょっと頭を掻くような思いがしたりもします。
人類みな兄弟を実感させる良書
ダーウィン以来、理論的進化論は遅々として進まず決定打が出ない(「ドーキンスvsグールド」のような本がある)が、一方DNA解析に基づいた研究は進んでいて、人類の共通祖先が現在の東アフリカで発生したことはほぼ定説になっている。更にミトコンドリアDNAは母系にしか伝わらないので、遡ることが比較的容易である。著者はこの手法を用いてヨーロッパに7つの系統があることを示し、それぞれの共通祖先を「イブの七人の娘」と呼んだ。著者は実際に彼女らを見たかのように話を作って読者を楽しませるが、これはサービスであろう。しかし、こうやって共通祖先の話を身近に読むと、人種間の争いなど虚しいとしか言いようが無い。科学が実際の生活の平和に繋がれば良いなと願うのは私1人ではない筈である。
福音
ゲノム、について詳しく書かれており、面白かった。
7人の娘がどのように暮らしていたのか、というエピソードはあまり必要が無いように感じたが、まあ、ページを稼ぐ為に仕方がないだろうと思う。遺伝子について専攻していない人にもわかりやすく書いているために、読みやすいと思うし、学者同士の争いについてもわかる。








